前回の記事で、最近JOB ORDERが厳格化されたという内容について書きました。
しかし、そもそも一体「JOB ORDER(ジョブオーダー)」って何?ってとこについては、これまで説明したことがなかったため、今回はJOB ORDERについてまとめました。
JOB ORDER (ジョブオーダー)とは?
一言で言うと、雇用枠のことです。
日本企業がフィリピン人材を雇用する際には、原則フィリピン現地のエージェントと契約をする必要があります。
どんな契約かというと、日本企業が現地エージェントに人材を紹介してもらう契約です。
この契約をしないと、日本企業は基本的にフィリピン人材の受入はできません。
そしてこの契約を締結した後に、JOB ORDER申請を行います。雇用枠をPOLOに申請し、受理してもらうとその雇用枠分のフィリピン人材を受け入れることができるのです。
JOB ORDER申請の流れ
① 日本企業と現地エージェント間の契約
② POLOへ契約認証
③ JOB ORDER申請書類作成
④ JOB ORDERをPOLOへ申請
⑤ POLOから受理通知
⑥ 認証雇用枠分にて雇用手続き開始
⑦ 日本側ビザ申請手続き開始
上記の流れでフィリピン人雇用は進んでいきます。
現地エージェントと契約を結んで終わりでもなく、日本側のビザ手続きを行って終わりでもありません。このJOB ORDERを提出していないと雇用できないんです。
JOB ORDERの注意点
たとえば、100人受け入れたい日本企業がいるとします。
そこで100名分のJOB ORDERを申請したとしても、必ず100名分の雇用枠を受理してもらえるとは思いません。20人分しか出ないこともあれば、30,40人など大幅にカットされる場合もあります。
あくまでも申請なので、もちろん拒否される場合もあります。
審査条件は未公開のため詳しく分かってはいませんが、会社の規模とその人数が必要な業務量などを細かくみていると思われます。
POLOから通知された雇用枠を7割程使い切ると追加JOB ORDER申請をしても受理されます。
このようにフィリピン人材の雇用にはいろんな種類の手続きがあります。
それも全て英語です。
ご不明な点やお問い合わせはお気軽にメール・フォームからお尋ねください。
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