Kouya Tatsu

2020年2月3日3 分

ビザと在留資格は実は全く違うもの!

こんにちは!就労ビザ・国際結婚サポートを行っている辰行政書士事務所です。

外国人のビザについてネットで色々検索すると、「ビザ」とか「在留資格」とか出てきませんか?

これって、なんとなーくおんなじような意味で使われていることが文脈からわかると思うのですが、実はこれ、全く違うものなんです!

今回はそんな、知っているようで知らない、「ビザ」と「在留資格」の違いについてまとめてみます。


ビザとは

その人の持つパスポートが有効であるという公印のことです。

意味わからないですよね?笑 僕もこれだけの説明では「・・・ん?」って感じです。

もっと簡単に言うと、海外旅行とかでフライト前後で押されるスタンプのことです。

あれが本来のビザの意味です。

そもそも空港で行っているあの審査は、パスポートを持ってきた人間が、パスポートと同じ人間なのか、そしてこのパスポートはフェイクではないかということを審査しています。

だから厳しい態度で接しているんですね〜

なのであのスタンプは、この人間はこのパスポートと同じ人間で、入国許可したよ!って証明になるんです!


本来はスタンプだけじゃ海外へはいけません

日本だと、パスポートさえ持っていけば、いろんな国にいけますよね?

これって思っているよりもとってもすごいことなんです!

例えば、オーストラリアやミャンマーなどにいく際には、パスポートを持ってそのまま入国しようと思っても認められません。

なぜなら「ビザ」を発行してないからです。

何が言いたいかと言うと、本来海外へ行く場合にはその国の大使館または領事館に「旅行するからビザくれ!」って申請をしなければいけないんです。

しかし、日本のパスポートは世界トップクラスに優秀で、そんな申請をしなくても多くの国が「日本人ならそんなことしなくてもいいからおいで」と言ってくれてるんです。

タイ、ベトナム、ラオス、韓国、台湾などがそんな国です。もっと他にもたくさんあります。

このような国をまとめて「ビザ(査証)免除国」といったりします。査証とは、ビザの和訳ですので、そこまで気にする必要はありません。

つまり、パスポートのハンコがビザとなる場合と、ちゃんと申請しないといけない場合があると言うことです。

ビザとは何かなんとなくわかっていただけましたでしょうか?


在留資格とは

外国人が日本で予め定められた条件で中長期的に在留する資格のことを言います。

まーたこれも意味わからないですよね?

つまり、日本で3ヶ月以上生活する人に必要なものです。

これが、ビザと混ざって同じような意味で捉えられているんです。

在留資格というよりは、ビザといったほうが格好いいし、わかりやすいから、世の行政書士はビザ=在留資格として使っています。

ただ、僕らもこの二つの違いは十分わかった上で使っているので、安心してください。

どうですか?謎がとけましたか? 意外と知ってみると簡単ですよね?

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